予定納税はなぜ-国の資金繰りのため
Q:予定納税はなぜしなくてはいけないのでしょうか?まえもって納税すると資金繰りは大丈夫ですか
A:
所得税法に定められているからです。
http://www.houko.com/00/01/S40/033A.HTM#s2.5.1.1
----以下引用
所得税法
第104条 居住者は、第1号に掲げる金額から第2号に掲げる金額を控除した金額が15万円以上である場合には、第1期及び第2期において、それぞれその予定納税基準額の3分の1に相当する金額の所得税を国に納付しなければならない。
----引用終わり
では、なぜこのような所得税法の定めがあるかというと「国」の財政上の都合です。
翌年の3月ごろになってから確定申告後に納めてもらうよりも、7月や11月に予定納税があったほうが、国の資金繰りの面では有利だからです。
高額納税者の資金繰りなんぞ、知ったこっちゃありません。
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給与所得者の場合は毎月所得税が控除されている。
それに比べれば予定納税制度も甘くなっていると言える。
年度当初に全額納めるような仕組みにしておけば、税金の滞納が減るだろう。