水と生命の関係は?
Q:水でなくとも生命は誕生するのではないか
A:
可能性があるか無いかという意味では「どんな星にも生物はいる可能性」はあります。しかし、水(H2O)が極めて特殊な物質であるため、水があるか無いかを重要視しているのです。
水の分子の最大の特徴は、水素-酸素-水素が一直線ではなく、折れ曲がっているところです。H2Oの分子模型を見ると分かるとおりです。
酸素側に電子が引き寄せられており「水素側がプラス電荷、酸素側がマイナス電荷」を帯びます。
一直線ではなく折れ曲がっているので、水という液体の中で、水分子の酸素側はプラスイオンと、水分子の水素側はマイナスイオンと、電気的に結合しやすくなります。電解質の物質は水に溶けやすいのです。
もっとわかりやすく言うと「塩でも砂糖でも水に溶ける。また金属もちょっとは水に溶ける」ということです。
地球が誕生して、数十億年の間、海に様々な物質が溶けていました。いろいろな物質が材料として存在したから、いろいろなきっかけ(雷や紫外線など)でアミノ酸などの物質が生成され、生命が生まれたのはまず間違い無いでしょう。
なお、水以外にもアンモニアも分子構造が折れ曲がっています。
しかし、水は摂氏0度から摂氏100度までは液体ですが、アンモニアは揮発しやすく生命の元になることは難しいでしょう。
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水は不思議な物質だ。
いつもそう思う。
以前と同じような回答になってしまった。