2007/12/30

高校の授業でCやJAVAはある? 工業高校?→ある。

Q:高校の授業でCやJAVAはある? 工業高校?
A:
日本の高校でも、Cやjavaというプログラム言語の授業を行うところはあります。
工業高校や商業高校の「情報なんとか科」もありますし、普通科高校の「情報B」の授業でも行うこともあるでしょう。

文部科学省の指導要領を見ると良いでしょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301k.htm
----以下引用
第2 情報B
1 目標
コンピュータにおける情報の表し方や処理の仕組み,情報社会を支える情報技術の役割や影響を理解させ,問題解決においてコンピュータを効果的に活用するための科学的な考え方や方法を習得させる。

(3) 問題のモデル化とコンピュータを活用した解決
ア モデル化とシミュレーション
身のまわりの現象や社会現象などを通して,モデル化とシミュレーションの考え方や方法を理解させ,実際の問題解決に活用できるようにする。
イ 情報の蓄積・管理とデータベースの活用
情報を蓄積・管理するためのデータベースの概念を理解させ,簡単なデータベースを設計し,活用できるようにする。
(3) 内容の(3)については,ソフトウェアやプログラミング言語を用い,実習を中心に扱うようにする。その際,ソフトウェアの利用技術やプログラミング言語の習得が目的とならないようにする。ア及びイについては,基本的な考え方は必ず扱うが,実習については,生徒の実態等に応じ,いずれかを選択して扱うことができる。アについては,内容の(2)のイ,ウ及び(4)のアと関連付けた題材や,時間経過や偶然性に伴って変化する現象などのうち,簡単にモデル化できる題材を扱い,数理的,技術的な内容に深入りしないようにする。
----引用終わり

http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301s.htm
----以下引用
第5 アルゴリズム
1 目標
データ構造と代表的なアルゴリズムに関する知識と技術を習得させ,実際に活用する能力と態度を育てる。
2 内容
(1) 数値計算の基礎
ア 基本的なアルゴリズム
イ 数値計算
(2) データの型とデータの構造
ア データの基本的な型と構造
イ データ構造とアルゴリズム
(3) 整列
(4) 探索
(5) データベースの概要
ア ファイルとデータベース
イ データベースの仕組み
ウ データベースの設計と操作
3 内容の取扱い
(1) 内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 指導に当たっては,コンピュータを活用した実習や演習を通して,解決すべき課題の内容に応じて,アルゴリズムを適切に選択し,改善していくことの重要性について理解させること。
イ 使用するプログラム言語及びアプリケーションソフトウェアについては,生徒や学校の実態に応じて適切なものを選択すること。
(2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアについては,アルゴリズムとプログラムに関する基本的な内容を扱い,順次,選択,繰り返し構造で表現できるアルゴリズムについて理解させること。イについては,簡単な統計処理などを例に,数値計算のアルゴリズムについて理解させること。その際,コンピュータが扱う数値の表現における誤差も簡単に扱うこと。
イ 内容の(2)のアについては,数値型,文字型及び論理型並びにレコード及び配列を扱うこと。イについては,具体的な事例を通して,データ構造の選択と効率的なアルゴリズムの重要性について理解させること。
----引用終わり

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質問者のコメントで「そちらの方面の大学や専門にいくとしても、それよりも進度が1年早くなるんですね。」とあって、誤解されたのではないかと反省している。
大学での進度が1年早くなるというのは全くの誤解だ。
高校の授業で習わなくとも独学である程度のプログラム言語の習得は可能だし、ましてや進度が変わることはない。