Q:
LANケーブルのコネクタに付いてるピンの数が少ないものがあります
A:
10BASE-T/100BASE-TXという規格では、LANのコネクターのうち、
1,2,3,6番の4本しか信号線を使っていません。
そのため、4,5,7,8の信号線を省略しても通信は問題なく可能です。
しかし、1000BASEには8本全部使う規格もあるので、その場合は1000Mbpsでの通信ができなくなります。
コメント:
確かに1,2,3,6ピンのみありました
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LANケーブルを仕事や自宅で使ってきたのだけれど、気がつくと20年近くになる。
最初にみたLANケーブルは10BASE-5「イエローイーサ」だった。
直径1センチぐらいある太いケーブルで、ノードをつなぐときにはトランシーバーという装置をケーブルに取り付けるようになっていて、そのための道具も使ったことがある。
今となっては遠い過去の技術だ。
その後10BASE-2も少し使ったけれど、結局10BASE-Tが一番楽だった。
なによりも値段が極端に安くなった。
10BASE-T用のケーブルは、8本の内芯があり、
1-2
3-6
4-5
7-8
でツイストしている。
これが「より対線」と呼ばれる所以だ。
ツイストしていないと、電波雑音を拾ってしまいS/Nが悪くなり通信ができなくなる。
しかしツイストしていることで、+側にも-側にも同じだけ雑音の影響が出て打ち消しあう。
あら不思議、まるでノイズが無いケーブルの出来上がりとなる。
10BASE-T/100BASE-TXのケーブルは、1-2を上り用に、3-6を下り用に使っている。(逆かもしれん)半二重ではなく、全二重の通信が可能となっている。
1000BASE-Tでは、4つのペアでそれぞれ250Mbpsの通信を行い、4つまとめて1000Mbpsを実現している。そのため、全二重通信はできず、半二重通信だけとなる。
自宅には安物のRJ-45のカシメ器具があり、何度と無くLANケーブルを作った。
最近は、ほとんど作ることは無い。
数年前は職場でガンガン作って、バンバンLANを広げたことがある。
結構、面白かった。
通信は、やはり2~7の論理層よりも、第1層の物理層が一番面白い。