2006/10/28

謎の円:center pivot irrigation

Q:グーグルアースで見つけた円は何?
A:
良いものを見つけましたね。
英語で、
center pivot irrigation
と言います。

中央に井戸を掘って、数百メートルのホースで円状に散水する農場です。
参考URL1はコロラド州のページです。http://www.ext.colostate.edu/PUBS/crops/04704.html

参考URL2はメーカーのページです。http://www.groundwater.org/pe/rainmakers.html

四角い農場を丸くしか使わない。
約79%程度の利用率しかない。
アメリカらしい大雑把さのようにも思えます。

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Center Pivot Irrigationは、実にアメリカらしい農場だと思う。
円周率/4=3.14…/4=0.7853…となって、24%の土地はホッタラカシだ。
日本人にとってはもったいないと思ってしまうだろう。
例えば配置を千鳥配列にして、六角形に内接する円にすれば、
円周率/2√3=0.906…となって、90%以上の有効率になる。

このような土地効率よりも、土地の売買の時に簡単になることを優先したということだ。

2006/10/17

ブログって何の略:クモの巣と丸太が合体

Q:ブログって何の略
A:Web Logからきた言葉です。
WEBLOG→BLOG(ブログ)となりました。

Webは、WebページのWebで元々はクモの巣のことです。
LOGは、丸太のことですが、日記などを意味しています。

参考:LOGの由来
もともとは「丸太」を意味するLOGだったのです。
大昔の船でスピードを測定するために、ロープをつけておいた丸太を海に投げて、あらかじめ作っておいたロープの結び目がいくつでるかを計っていました。
船のスピードの単位を「ノット」(結び目)というのは、その名残です。

そのスピードを測定するときに使った記録簿をLOG-BOOKと言いました。
そのLOG-BOOKを元にナビゲーターは進路を決めるのです。
LOG-BOOKには船長が船のことを記録するようになり、今の航海日誌となりました。

そのLOG-BOOKをコンピューター業界が「記録簿」の意味で使うようになり、LOGと言えば日誌・日記などの記録をさすようになりました。

BLOGとはクモの巣と丸太が合体してできた言葉なのです。

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クモの巣と丸太の組み合わせが、なぜか、インターネット上の日記になって多くの人が取り組み多くの人に読まれている。(このBLOGは非常に少数にしか読まれていないと思う。)
そんなヘンテコさが面白い。

Thumbs.db が作られない様に:検索BOXが目に入らない

Q:Thumbs.db が作られない様に
A:
次のような操作でThumbs.dbが作られなくなります。
----以下引用
[スタート]-[コントロールパネル] から「フォルダオプション」を起動します。
[表示] タブを開き、「縮小版をキャッシュしない」にチェックして「OK」をクリックします。
----引用終わり

Windows系のことで疑問に思った場合は、参考URLのWINFAQを見ると良いでしょう。私の知る限り最も充実しています。

参考URL: http://homepage2.nifty.com/winfaq/c/trouble.html#49

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質問も回答もどうってことないのだが、コメントでおやっと思った。
WINFAQも良く見ているが検索できると使いやすいと思う」
WINFAQを良く見ているとコメントされているが、そのページの左側にある検索BOXは目に入らなかったようだ。そのBOXにThumbs.dbと入力すれば、今回の回答は簡単に得られたのに。
もしかすると、Googleで検索することすら知らない/できないというユーザーが非常に沢山いるのかもしれない。
コンピューターリテラシーという面で大いに問題かも知れない。
もちろん、Googleで検索して出てきたページが「正しい情報」とは限らない、しかし何が正しいのかを見分けるのがコンピューターリテラシーだと思っていた。

ところが、検索BOXの使い方すら分からないのでは、リテラシーどころではない。

2006/10/16

HDLCなんて久々に聞いた。

Q:ATM非同期とHDLC非同期は同じ?
A:
非同期ということが同じだけで、原理が同じとは言えません。
(HDLCなんて古い用語は最近は聞きませんね。)

ATMは固定長パケットで送信しますし、HDLCは01111110のビット列が来るまでの不定長となります。
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自分で検索すればすぐ分かる質問だったのだけど、HDLCなんて古い用語につられて回答してしまった。
大昔の汎用機と端末間の通信で、構内回線で信用の置ける(ノイズの少ない)ところにはBLC、アナログ電話回線で信用の置けない(ノイズの多い)ところにはHDLCと、使い分けていた。
汎用機と端末なので同期通信だけ使っていたが、非同期もあるにはあっただろう。
広域イーサネットが当たり前のサービスとなった今では、ATMもHDLCも教科書だけで使われる用語になっていくのだろう。

どういう場面で使われるものなのか、それはどのような特徴を活かしているという理由なのか、そこまで考えるとおもしろいし理解も深まるだろう。