2007/04/30

メールサーバ「Postfix」のポート設定を教えてくん-タコはタコなりに勉強せよ

Q:メールサーバ「Postfix」のポート設定を教えてくん
A:
Linuxを使っているのであれば、少しは調べてから質問するようにすべきですね。
いつまでたってもNewbie(タコ)のままではいけません。

postfixでは次のファイルの設定が必要です。

/etc/postfix/main.cf
ISPのメールサーバーを指定する。
SASL authを有効にする

/etc/postfix/に、テキストファイルをつくり、
ISPのメールサーバ名 ISPのアカウント:パスワード
を記載する

/etc/postfix/master.cf
smtp inet n - n - - smtpd
という行で、25番ポートのリスンとなるので、次の行を追加する
submission inet n - n - - smtpd
しかし、これだけでは不足です。

そもそも、ISPが手間ひまかけてOP25Bを導入せざるを得なくなった事情を良く考えるべきです。
特に、自前でメールサーバーを立てて迷惑メールを出しまくる悪質ユーザーのために、多くの人に多大な迷惑がかかっています。しかも、そのほとんどが不通のため、ISPに迷惑メールの戻りが莫大に届いています。
これだけでも金銭的な損失は膨大になります。

あと技術的な点も指摘しておきます。

「全てのパケットを送るのがTCP UDPの原理原則」という考え方は誤りです。
TCPはパケットの概念はありません。セッションを張って1バイトずつ通信できるのがTCPです。パケットはIPですね。
もちろん、IPでも全てのパケットを送るのは原理でも原則でもありません。
どうやってtracerouteコマンドが動いているか確認してみましょう。

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補足があったので追加します。
自宅でPOPとSMTPのサーバーに使っているということですね。
smtpはどうすればよいのかは上記のとおりです。
また、POPはOP25Bとは全く関係ありません。
なにも変更する必要はありません。

繰り返しになりますが、少しは調べてから質問するようにすべきです。
いつまでたってもタコのままではいけません。

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「タコはタコなりに勉強しろ」と一言で済む話だが、かなり長く回答した。